マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編④~

前記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編③~

最初から読む:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

前回 、脱会者と接触したことでshi○b○sh○がマルチの巣窟だったことを知った僕は、さらに調査を進めたのだった。

この数ヶ月、ネットに情報があると聞けば寝る暇を惜しんで検索を重ね、東に脱会者がいると聞けば接触し、西にモ○ワン参加者がいると聞けば酒を酌み交わし、北に勧誘用のダイニングバーがあると聞けば飲みに行き、南に彼らのオーガニックショップがあると聞けば潜入し...と調査を進めた結果をここにまとめたいと思う。

まず、この集団は一体何なのか!?ということだが、彼らは元々モデーアというマルチ商法のワンダーランドという販売チームだった。「元々」というのは、今はもうマルチ商法ではないからだ。というのも、この後記載するようなことが原因なのか、モデーアからは契約解除されてしまい、今は「事業家集団 環○」として活動している。彼らの概要を、勧誘〜どっぷり浸かるまでの流れを追って説明しよう。(色々な証言を総合しているため、時期やチームによって細部が異なる可能性がある点については了承されたい)

1. 街コン、読書会、異業種交流会、日本酒会、居酒屋、ラーメン屋、路上(ナンパかよ!)で声を掛けられ、LINEを交換させられる。
→ この集団は5000〜7000人程度の規模と言われており、東京と大阪でこれだけの人数が毎日のように活動しているため、特に街コンにはかなりの確率で潜んでいる。また、この新規人脈を攻めるスタイルが昔のマルチのイメージと違うところだ。

2. サシでの食事(ラーメン屋やカフェが多い)や飲み会、パーティー、合コン、バブルサッカー、フットサルなどで距離を縮めてくる。
→ 僕が新橋の店に誘われていたのはまさにこれ。またサシの食事は特定の店やカフェが多く、サシ飲みはなかった。恐らく金が掛かるためだと思われる。現在持っている不満や将来の夢などを聞かれ、勧誘者のこと(特に何のビジネスをしているか)はあまり教えてくれない。そして、この時聞かれた内容は、次に出てくる師匠に報告されている。

3.  見込みがある(起業志向がある、現状に不満がありリセット願望があるなど)と思われると、「師匠」に紹介される。また、このあたりでおすすめの本を紹介される。
→ 僕がこのフェーズでブチ切れてしまったため、この後のフェーズに進むことはなかった。ちなみに、カフェで30分刻みの師匠枠を取り、次々と顔合わせすることが多いようだ。ここで紹介される本は「金持ち父さん貧乏父さん」、「ハイスコア」、「○○はすぐにやめなさい」、「トップ1%の人だけが知っているお金の真実」「稲盛和夫自己啓発本」など。とにかく「雇われでいてはいけない、経営者になって他人に働いてもらうほうが金も時間も手に入る。凡人でも考え方さえ変えれば無限に階級上昇できる。」という考え方で染めていく。これはマルチの典型パターンだが、上位者になったとしても実際にはチームの維持のためダウンのケアやセミナーへの出席を行わなくてはならず、「これで不労所得と言えるのか?」となりがちである。また、僕の場合は中学時代にナポレオン・ヒルにハマって自己啓発本の基本的な考え方は知っており、 十代後半で金持ち父さんは読破済みなので、これらを勧められたことがあったが「自己啓発本は中学の時ハマって受験に役立てたし、金持ち父さんは18か19の時に読んだわ。ESBIクワドラントだろ?」と言ったら「読むの早いね〜(汗」と返されて終わった。それに自己啓発って元を辿るとニューソートあたりの宗教思想に行き着いたりして結局宗教なんですけどね。まあこれは長くなるのでここでは省略しよう。

4. 何度か師匠と顔合わせし、「起業して夢を叶えるんだ!!」というモードになったらついに「弟子入り」となる。が、この時点でも全てが明かされることはない。弟子入りすると毎週土日に行われるセミナーに出席することになる。これは経営やコミュニケーションスキルに関するセミナーで、1ヶ月で全カリキュラムが完了する。その後内容が変わるかというとそんなことはなく、毎回同じである。また、「ビジネスを始める前に仲間やファンを作っておき、起業後に役立てる。」という考え方から、チームビルディングを始めることになる。これがつまり勧誘である。直下に9人、全体で50人(これを9系50人と呼ぶ)以上のチームを作ると起業が許可される。
セミナー自体は勉強になるという人が多かった。ただ内容を少し聞いた限りでは、正直わざわざこの集団に入らないと得られない知識かというと、そういうものでもない印象だ。サラリーマンも受ける研修や、仕事術の本を読んでいれば身に着けられそうだと思った(少なくとも僕は同じような内容を会社の研修で受けたことがあった)。
また起業に許可がいる、しかもその基準がチームの人数というのもよく分からない。初めて起業許可制について聞いた時は「師匠も納得する、しっかりしたビジネスモデルを考えたら起業が許可され投資してもらえる」ような仕組みかと思ったら全く違って驚いた。

5. 毎月1回、幕張メッセ(来年から福井に会場が変わるらしい)で行われる全国会議があり、一定の条件(一人暮らしで30万円貯金あり、あと土日に時間が取れること)を満たすと参加することとなる。そして数ヶ月経ち、毎月一定の収入があると「自己投資」の名目で月に15万円分師匠の店からシャンプーやサプリを買うように勧められる。また、自分のダウンが使った金額に応じて、集団内で使えるマイルが還元される。
→ 15万円の自己投資については、一応強制ではないというのがミソで、強制ではなくても洗脳されていると買い込んでしまう(何しろ日常のほとんどの時間をこの集団にぶちこんでいるのだ)。実際にはこれが師匠・紹介者の最終目的であると考えられる。20代も少なくない集団で、15万円も払ったら普通は生活できない。従ってダブルワークをやったり、借金をしたりして捻出することになり、また住居費節約のためシェアハウスに住む人も多く、このシェアハウスの大家が師匠になっていることもある。借金をしてやめていく人も多い。
そして最後のマイルの制度、マルチなら現金還元のところを何故かマイルで還元というあたり、むしろマルチより厳しいのではないかと思っている。

6. 全国セミナーの他にもA○Kという会社の自己啓発セミナー受講も勧められ、これが高額である。詳しくは次回以降で記載したいが、自己啓発セミナーとマルチは根が同じであり、またこのA○Kのセミナーはいわくつきだ。

7. セミナー・勧誘漬けの生活を送り、無事9系50人を達成するとめでたく起業が許可され、仲間が店に来てくれる。
→ はずなのだが、実際には9系50人を達成するのはかなりハードルが高く、自己投資の費用がかさんでやめていく人が多い。

これがこの集団の概要である。概要だけで3000文字近く使ってしまったため今回は一旦ここまでとし、僕の第一印象を述べたい。

これ、事業家集団というより互助会じゃね???

そして、僕が昔から興味を持っているカルト宗教にも近いものを感じている。次回以降は追加の情報を入れながらツッコミ・考察を行っていきたい。また、今調べている限りの関連店舗も紹介したい。

to be continued...

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マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編③~

※この記事は、noteからの転載です。

前記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編②~

最初から読む:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

前回の記事 で新橋のスタンディングバー、shi○b○sh○が怪しい店であることを検索して知った僕は、関連マルチの脱会者に接触することにしたのだった。

相談を受け付けているという脱会者に連絡し、4,5年前の経験を一通り話した後「あれはマルチの勧誘だったんでしょうか?」と聞いてみた。

すると、脱会者の答えは...。
※画像はイメージです。

画像1

「その店員もモーちゃんも、全員マルチの会員ですよ。」

・・・(゚Д゚)!?!?!?

つまり...。

モーちゃんは勿論、あの店で働いていた店員も、そして恐らくパーティーの常連だったあの人達も...

全員マルチの会員であり、パーティーは勧誘のため、そもそもshi○b○sh○自体がマルチの勧誘のための店だった。

怖すぎる!!幽霊とかより全然怖い!!

その後も複数の脱会者と接触し、あの店がマルチの勧誘用だということはもはや関係者の間では常識レベルであることが分かった(更に、たまたま知り合いに昔出入りしていた人がおり、彼からも同様の証言を得た)。どうやらあの店はマルチ商法モデーアの上位者、岡○(内部でのニックネームは大○)という人物が経営しているらしい。

勿論これだけで情報としてはほぼ確定と言って良かったが、さらに一段確実な情報を得たかった僕は、商業登記の情報を調べてみることにした。

一応説明すると、会社を立ち上げる際には役所への届け出が必要であり、この時登録するのがいわゆる登記である。一般的な会社は商業登記、それ以外の団体(社団法人、財団法人など)は法人登記をすることになる。この情報には設立時期や本店所在地、そして取締役の名前が書かれており、ここに岡○氏の名前があれば関係性は確実なものとなる。

住所からでも探せるのだが、法人名が分かると検索がスムーズなので、まずは法人名・法人番号を検索する。これらについては国税庁の検索サイトがあり、住所などから調べることができる。そこで僕は、shi○b○sh○の住所で本店登録されていないか確認することにした。するといくつかの会社が登記されていることが分かったが、特に僕の目を引いたのは「株式会社A○C」という会社だった。この適当なネーミングセンス...shi○b○sh○を匂わせるものがある。

画像2

一部伏せているが、これが実際の検索結果である。

そして、ここで得られた法人名で登記を調べてみると(登記情報提供サービスで一般人でも手に入れることが可能)、確かにshi○b○sh○の住所で株式会社A○Cが登録されていることが分かった。そのまま全て載せるわけにはいかないが、一部を記載する。

・設立年月日:平成25年11月15日
・目的:飲食店の経営、各種イベントの企画及び運営
・取締役:岡○勉○

大事な情報なのでもう一度書く。

・取締役:岡○勉○

そして、同じ住所に飲食系の会社は見当たらない。
間違いない!つまり、shi○b○sh○の運営会社が株式会社A○C、その取締役が岡○勉○というわけである。

これはギルティですわ。

もともと新宗教マニアで、この手の謎の集団に目がない僕は、この1件をきっかけに、3ヶ月ほど寝る間を惜しんで検索や脱会者との接触、モテ○ンコンテスト(これは次章「秋葉原編」で解説するので今は名前だけ覚えてもらいたい)参加者への連絡などを繰り返し、この集団の情報を集めることとなった。そして、調べるうちにモーちゃんや界隈のイベントで覚えた違和感が次々と解消されていくのだった。

次回、僕がオンライン/オフラインで集めた情報を公開します!!乞うご期待!!

次の記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編④~

※後で調べたところ、岡○氏本人のブログに社名と店名が書いてあった...今考えたら登記簿検索する必要はなかったが、こういう手法もあるということで紹介した。

画像3

 

 

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マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編②~

※この記事は、noteからの転載です。

前記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編①~

最初から読む:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

前回の記事 で、無礼な意識高い系男、モーちゃんにブチ切れた記憶を思い出した僕は、久しぶりに彼に誘われていた店、shi○b○sh○について調べることにしたのだった。

ちなみにこういう感じの店である(写真は後日訪問した時のもの)。

画像2

イラッとする思い出でも、かつて通っていた場所が今どうなっているのか気になるのが人情というもの。僕は早速Googleで例の店について調べてみることにした。

「ええっと、スタンディングバー shi○b○sh○、と...」

ここで僕は思わぬ関連検索ワードを目にすることとなる。

画像1

「新橋 shi○b○sh○ ア○ウェイ」
「新橋 スタンディングバー 勧誘」

・・・

!?!?!?

こ、これはもしかして...!?
いやいや、たまたまかもしれない...そう思った僕は、続けて検索をしてみることにした。

店名とマルチ商法関連のキーワードで検索すること数回、僕は1つの記事に行き当たった。

新橋「SHI○BASHI」のパーティに参加してみた

明確にこれ!と言っているわけではないがしかし、ネットワークビジネスとの関係を暗示しているこの記事に掲載されている写真!

間違いない!あの時の店だ!!

その他にも、この記事で「都内にある4階建ての立ち飲みバル」が出てきたり。

ネットワークビジネスの4ヶ月かけた勧誘にノってみた

さらに調査を進めたところ、どうやらこの店がモデーアというマルチ商法のワンダーランドという販売チームに関係しているらしい、ということが分かった(関連ワードだったア○ウェイとは関係なさそうだった)。モデーアは昔ニューウェイズという名前だったので、こちらで知っている人もいるかもしれない。

「僕をイラッとさせたあの男、もしかして...!?」と、俄然好奇心が湧いてきた僕はさらに検索を重ね、件の販売チーム、ワンダーランドに所属していた脱会者のアカウントが複数存在することを確認。思い切って接触してみることにした。

その後、快く接触に応じてくれた脱会者から、僕は驚愕の事実を知らされることになるのだった...

to be continued...

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マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編①~

※この記事は、noteからの転載です。

前記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編②~

最初から読む:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

第2章 ~事業家集団(新橋)編~

前回の記事マルチ商法女を特定した僕は、特定作業の余韻に浸りながらあることに思いを巡らせていた。それは、意識高い系・自己啓発言説とマルチ商法ネットワークビジネスの繋がりについてである。

これまでの僕のイメージでは、マルチ商法といえば健康オタクで強引に商品を売りつけてくる奴らだった。例えば
・久しぶりに会ったら、体にいいからと言って謎のサプリを勧められる。
・料理パーティーに呼ばれたらいつの間にか鍋のデモが始まり、「これ水がいらないんですよ〜」とか言い出す。
・同じようなシチュエーションで「市販の洗剤は体に悪い!」とか言ってまな板に塗って流す実験を始める。
こんなイメージである。

ところが今回のマルチ商法女については、ガツガツ営業を掛けてくるというよりは(僕がマルチを完全に馬鹿にしてるので誘われないのは当たり前だが)、「意識の高さ」が目立った。彼女が言っていたのはこんな具合だ。

・失敗すればするほど成功に近づく!したがって万が一マルチで迷惑を掛けたり失敗しても問題ない! → いやいや反省しろよ!借金を背負う事案もあるんだぞ!
・日本人はお金の知識が足りない!経営者や投資家という生き方をもっと目指すべき! → 皆知ってるけど、リスクを考えて労働者になってるだけだよ!というか経営者目指すならマルチやってる場合じゃないよね!?
・周囲の人間を幸せにするのは素晴らしい!(=マルチの仲間を大事にする私は偉い) → 他のコミュニティのことも考えろ!あんた選挙とか行かないの!?

思い出しただけでもイライラするね!ちなみに僕と言えば上のようなツッコミを丁寧語でかましつつ「あのねえ、思想の自由というのが憲法で保障されてるわけですよ、あんたに僕の思想をどうこうする権利ないわけ。」ということを延々と言っていたら、勝ち目がないと思ったのか「私が言いたいのはマルチが悪くないってことじゃなくて、もっと良い生き方というものが...。」とかぬかしてきたわけですよ。

・・・

いやさっきまで思いっきり「マルチも仕組みを知ったら良いものなのです☆」とか言ってたやん、馬鹿なんかな???

生き方ならあんたなんかに聞かなくてもこっちには親鸞聖人がいるんですよこの野郎。お前も何か宗教を信仰しろ!宗教を!!悔しかったら一向一揆をやってみろ!!織田信長と戦え!!マルチどもが!!

と思ってたのですが、場所がFBなのでね、あんまり暴言を吐くわけにもいかないじゃないですか。そこで一旦休戦して特定してやったわけですよ。

とにかく今回分かったのは、奴らは意識の高い言説での良い人生を送るためにマルチ商法をやっているということ。そしてそれを他人にも広げる、良いことをやっていると思っている。この選民思想と押し付けがましさがイラッとする原因なんである。

と、この結論に至った時、僕の頭にある男の顔が浮かんできた。

(´-`).。oO(そういえば、数年前にも同じようなことを言う奴がいたっけなあ)

それは4,5年前のこと。コスプレイヤーの僕はハロウィン街コンに参加し、なんちゃって仮装とはレベルの違う女装コスプレで会場の話題をさらっていた...。

そんな時近づいてきたのがその男だった。名前はモーちゃん(もう時効だと思うので書いちゃおう)。初対面からニックネームしか名乗らず、本名を明かさなかったのだが、オフ会に行きまくっていた僕はまあそんなものかと思っていた。

正直話はつまらなかったが、声を掛ける勢いだけはある男で、次々とLINEを交換していた。その日はそれで終わったのだが、後日二人で会う約束を取り付けられ、たまたま予定が空いていた僕は相手をすることにした。そこではそこまで意識の高さは感じられず、どちらかというと非モテをこじらせた恋愛戦略(会場で目立つためにわざとマリオではなくルイージのコスプレで云々)を聞かせられ、まあそういう時期あるよねくらいに思い聞き流していた。

その後同じ街コンで知り合った人に話を聞いたところ、モーちゃんはLINEを交換した人全員に会っていたらしい。それを聞いた僕は「あー大量の人と会ってフォロワー増やすタイプの意識高い系かな」くらいにしか思わなかった。

その後何故か僕はモーちゃんに気に入られ、パーティーに誘われることが多くなった(話がつまらないので二人で会うのは避けていた)。レンタルスペースでカレーを食べる会もあったが、多くは新橋の4階建てのスタンディングバー。パーティー自体はまずまず楽しかったが、今思うと印象に残っているのは
・やたらとモーちゃんとお店のスタッフの仲が良い
・モーちゃんも店員もなぜか皆八丁堀に住んでいる
・やけに「あの人は年収1000万超えてて」と自分のことのように自慢してくる
・スタンディングバーの共同経営者を師匠として紹介してくる
 ※僕が紹介された師匠は京大卒の元日立社員、28歳くらいで脱サラしてスタンディングバーの共同オーナーにという経歴だった
・スタンディングバーの料金がやけに安い。当時は確か手ごねハンバーグが500円、パスタが400円、カクテルが300円、つまみが200円とかだった。
・会社員が多い集まりなのに苗字で呼ばれてる人がほぼおらず、ニックネームで呼び合っている(特に印象に残っているのはエキゾチックな顔立ちだからという理由で「ジャスミン」と呼ばれていた子)
ということだった。

結局、ある日二人で飲むことになった時に「今から師匠が来てくれるって!」と嬉しそうに話され、待っている間に

僕「年収600万超えたら幸福感あまり変わらないらしいし、それなりの上場企業に努めてたらそこまでリスク取らないという選択肢が常識的になるのも分かるよね。キャリアアップで年収を上げる修練はするにしても。」
モーちゃん「(何故か急に顔色が変わる)俺はやっぱり仲間に良い影響を与える人生のほうが良いと思ってる。だから雇われよりも経営者として多くの仲間を幸せにするほうが偉いと思っているし今師匠について経営の勉強をしている(だから俺は偉い)。大仏くんも夢があるならそれを応援したい。」

・・・(#^ω^)ビキビキ
大仏の嫌いなもの:選 民 思 想

僕「はああ!?夢!?それじゃ俺の夢が共産主義革命だったら応援してくれるのかね!?そうですかー、それじゃ夢を叶えた暁にはお前のような資本家志望は粛清だな!粛清!!大体お前、本当にやりたいこと見つかってるのか!?俺はとにかくインターネットサブカルだから反社会的なネタが大好きなんだよ!お前はどうなんだ?ええっ!?!?」
モーちゃん「いや、俺にはそこまでやりたいことが...。」
僕「なんだただの自分探しちゃんかよ!中核派のほうがなんぼかマシだぞ!!中核派って知ってるか!?昔学生運動があってな...。」

とモーちゃんが僕の地雷を踏みやがったためブチ切れたところに師匠がやってきたわけですが、僕がモーちゃんに思い切りキレてるのを見て

その師匠、すぐ帰りましたwww


と、こんなことを思い出したのだった。

しかしあのスタンディングバー、げんこつハンバーグはまずまず美味かったしなー、まだあるのかな???などと思い、Googleで検索したところ、僕は思わぬキーワードに突き当たることとなったのだった...。

to be continued...

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悪徳商法 わざと引っかかってみました

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マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編②~

※この記事は、noteからの転載です。

前記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

前記事 で友人とマルチ女の業者を特定することにした僕は、翌朝から早速行動に取り掛かった。コンビニでレッドブルとスナックを購入して準備は万端。メッセンジャーで連絡を取りながら特定作戦を開始した。

FBのTLを辿る

プロフィールには特に情報がなかったものの(現職については「コールセンター」とだけ記載)、フレンドに対しては脇が甘くなっているだろうと考え、3ヶ月ほどTLを遡ることに。残念ながらめぼしい情報はなかったものの、平日昼間に「目黒アルコタワー」の写真が上がっていたので一応記録しておいた。

名前をGoogleで検索しInstagramを特定

これも基本である。本名でInstagramをやっていたものの、めぼしい投稿はなし。ただ、色々イベントをやっているらしく、よくネットで使っているHNをゲットした。

Twitterアカウントを特定

HNを検索し、Twitterアカウントを特定(アイコンが顔写真かつIDに誕生日が入っていたためすぐに分かった)。が、TwitterのTLを遡るもめぼしい情報はなし...

再びFBへ

色々検索したり眺めていたせいで、この時点で1時間が経過していた。FBにもInstagramにもTwitterにも情報がなく、やや心が折れかけた。くっ、ここで終わってしまうのか僕は...いやいやこんなところで負けてたまるか!仏教徒なめるなよ!!ネバーギブアップや!!!と思い、初心に帰ってFBをさらに遡ることに。すると半年前頃からやや脇が甘くなり。。。

出るわ出るわ。怪しいセミナーの写真が。

 

100人~200人くらいのセミナーの写真が頻繁に上がっているのだが、どこで行われたセミナーなのか、何のセミナーなのかは一切説明なし。単に「素晴らしい仲間たちと高めあい...」みたいなことが書かれてるだけで、しかもFBのフレンドでのタグ付けもなし。極めつけは友人に「何のセミナーですか?」と聞かれたコメントで「知りたければこっそり教えますよ☆」と回答(語尾の☆は何なんだよ!)。やはり怪しい。

ドヤ顔投稿から会社を特定

その後もしばらく投稿を辿っていたところ、こんな投稿を発見した。

先日は何と!日本代表としてアメリカに行き、素晴らしい仲間たちと交流してきました!全世界から集まった、とびきりの仲間達!私も日本の若者の中ではかなり上のほうだと思うけど云々

場所はユタ州某所で、もうこの時点で怪しい。何故ならユタ州にはマルチ商法ネットワークビジネスの本社が多く、悪徳商法マニアにとってはマルチ商法の聖地といって過言ではない地域なのだ(ちなみに宗教マニアにとってはモルモン教の聖地である)!
さらにドヤ顔のモノクロ自撮りが貼られており、若干イラッとしながら記事に付けられていた画像を眺めていたその時!僕の目にあるものが飛び込んできた!

真っ暗なセミナー会場の写真...その奥に小さく何かのロゴが光っていた。これを見逃す僕ではない!画像を拡大したところ、そこにはこう書かれていたのだ。

Li○○Vantage

 

・・・きたきたきたーっ!!

 

早速ライ○バンテージについて調べたところ、サプリ系のマルチ商法ネットワークビジネスの会社で、過去に薬事法違反の勧誘で注意されていたり、被害者の会が存在することが分かった。
何が「私が関わってるところはNASDAQに上場していて超安心です☆」だ。

一個も安心できないわ!!

と思いながら検索を重ねる。
・ライ○バンテージ日本法人の所在地 → 目黒アルコタワー(平日昼間に上がっていた画像のところ)
・ライ○バンテージのコールセンターも同じ場所に入っている
・「ライ○バンテージ コールセンター 採用」で検索したところ目黒区勤務で募集されていることを確認。

さらにFBとTwitterを改めて確認したところ、FBではライ○バンテージにいいね!Twitterではライ○バンテージをフォローしていることを確認。

これはギルティですわ。

上記から考えるに、ライ○バンテージのコールセンターで働きつつ勧誘もしているということだろう。しかしね、つまりあなたの給料の出元はマルチの会員が人間関係をぶち壊しながら稼いだ金ってことですよ。その金で食う飯はさぞ旨いでしょうねえ。

本人に告知

ボコボコにしたいところであるが一応場所はFB、あまり派手なことはできないと考え、一段落ついていたレスバトルに証拠写真を添えて、

あなたね、ひた隠しにしてるけどライ○バンテージの人なんでしょう?薬事法違反してた上に被害者の会があるヤバい会社でしょうが。そんなヤバい人と繋がっているわけにはいきませんし、共通の友人にも知らせておきますからね。それじゃーね。

とコメントし、しばらく様子を見ることに。すると1時間ほど経ち、「いいね!」されたとFBから通知が...あの内容にいいねだって!?と思いFBを開くと、付いていたのはこれ。

 

画像2

ざまああああ!!!

というわけで早速ブロックし(匿名空間だったらもっと遊んでるがFBだとこれくらいなもの)、共通の知人に警鐘を鳴らす記事をFBに投稿したのであった。

ー完ー

・・・といきたいところであるが、話はこれでは終わらない。
実はこれをきっかけに、現在進行系でライ○バンテージよりもっと危険な集団と関わっていることを知ってしまい、僕は真相究明に乗り出すのだった...。

次回、「事業家集団」編開幕!乞うご期待!!

to be continued...

次の記事:マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編①~

 

 

 

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悪徳商法 わざと引っかかってみました

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マルチ商法女をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

※この記事は、noteからの転載です。

長いシリーズになるので概要:
このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

著者の属性:
九州出身のコスプレイヤー。小学生の頃からのオカルトマニア、新興宗教マニアで、特に小学生の頃オウム真理教ごっこにハマる。さらに黎明期インターネットサブカルにハマったため、極左暴力集団暴力団、ドラッグ、悪徳商法クラッキングなどのサブカル・アングラネタはほぼカバー。このため「サブカル」と「サブカルチャー」は違う派である(面倒なので解説はしないぞ!)。バリバリの理系出身エンジニアである。
一方、親が労働組合の委員長、さらに浄土真宗本願寺派仏教徒であり、選民思想≒「自分達は○○だから優れている、人に優劣を付けて良い」という考え方がとても嫌いなため、意識高い系と相性が悪い。人間はすべからくクズであり、従って平等であるというスタンスである!

第1章 ~ライフバ○テージ編~

それは今年の7月、ある暑い日のことであった。。。FBにも普通にアングラネタを書き込みまくる僕は、いつものように悪徳商法ネタということでマルチ商法を小馬鹿にした投稿をしていた。すると知人女性S(学生団体のイベントか何かで知り合った、あまり面識はないレベル)からこんなレスが付いた。

こんな考えもあり、私はこっち側の人間です☆
宗教やMLMを無分別に批判して誰かを傷つけたい人に対して

どんな記事かなと思い読んでみたところ、こんなことが書いてあった。

少なくとも、宗教でしょうがマルチでしょうが、「自分と仲間たちの幸せのため」に、システムを構築して試行錯誤している人の方が、そういう批判ばかりのヒマ人よりも、よっぽどたくさんの幸せを生み出しています。
「じゃああなたは、どれだけのコミュニティを作ってきたんですか?」
「じゃああなたは、どれだけ稼いできたんですか?」

・・・(#^ω^)ビキビキ

大仏の嫌いなもの:選 民 思 想

「宗教マニア歴20数年の僕に宗教で喧嘩を売るとはいい度胸じゃないか、オオン!?大体、宗教とクソマルチを一緒にするんじゃねえ!!」と思い、レスバトルを楽しみながら知人Sについて調べていたところ...こんなイベントを主催しているのを発見。

お金セミナー

あッ!、こいつッッッ!「やってる」奴だ!!

説明しよう!キャッシュフローゲームとは、マルチ商法の勧誘に使われまくったせいで数々のボードゲーム会で持ち込み禁止になり、ボードゲームに興味がなくとも、悪徳商法マニアなら知っている」ボードゲームなのだ!
キャッシュフローゲーム会の全てがマルチ関係というわけではありません。

さらにレスのやり取りを続けたところ、「私が関わってるところはNASDAQに上場していて~」との発言が飛び出し、これはもうマルチ奴確定となったわけである。

ところが彼女のプロフィールを見たところ、前職までは名前を出しまくっているのに今の職場について言及はなし。うーむこれは怪しい。マルチの人に多いのが、「普段はひた隠しにしている」パターン。何で堂々としないかねえ(その割にレスバトルで熱くなって漏らしちゃうとは脇が甘すぎるゾ)。

ここで僕は方針変更をする。「レスバトルでボコボコにする」から、「彼女のマルチ業者を特定する」へと。

既に3時間以上レスバトルをしており、また友人から「面白い奴と戦っているじゃないか、俺にも一枚噛ませてくれや」とメッセージが来ていたため、一旦睡眠を取り、翌朝から特定作業に取り掛かることにしたのだった。。。

to be continued...

次の記事:マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編②~

 

 

 

だましの手口 知らないと損する心の法則 (PHP新書)

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「意識高い系」の研究 (文春新書)

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マルチ商法について思うこと

ここ3ヶ月ほど、「事業家集団 環境」という組織について調べ、結果をnoteにまとめている。元モデーアのワンダーランドという販売チームだったこの集団は、今でもほぼマルチ商法のようなことをやっており、気になるところが多いため(この集団を調べるきっかけになったマルチ商法女も含め)ツッコミを入れていく内容になっている。

連載仕立てになっているものの、この集団について調べた結果は下記にまとめているので気になる人は読んでみて欲しい。あの集団に関する無料noteとしてはなかなかの情報量だと思う。実際に参考になったというフィードバックを頂いており、寝る間を惜しんで検索したり、脱会者に話を聞いて回った甲斐があったというものだ。

 

note.mu

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これだけマルチ商法をぶっ叩いていると、この記事のような印象を持つ人もいることと思う。

 

note.mu

 

つまり、無条件に批判する人よりは、周囲の人を幸せにする努力をしている人のほうが生産的なのではないだろうかと。

僕も仏教徒なので宗教を考えなしに批判する人はどうかと思うが、ここで問題にしたいのは「不幸を防ぐ視点も必要ではないか?」「そもそも理解してもらうための努力をしているか?」の2点だ。

 

1点目について考えてみよう。例えばマルチ商法については、「マルチも取り入れているメーカー」はともかく、マルチ専業の会社についてはほぼ悪評しか聞かない(ネットのアフィブログは除く)。となると、人を幸せにするつもりで実際は不幸にしてしまっている可能性が高いと考えるのは実に自然なことであり(実際消費者生活センターへの相談が毎年大量に寄せられている)、不幸になる人を減らすために批判を行うのは当然だと思う。僕もマルチ商法については宗教に近いところを感じているので、この記事のように堂々と宗教法人として活動してくれれば文句も言わないのだが、実際にはそうしている例をほとんど聞かないのは何故だろうか。仏教徒かつ宗教マニアな人間としては、自分の考え方が宗教っぽいと言われたとして「はい、宗教ですよ。」と普通に言えてしまう。ということは彼らは信仰を持っていないのではないだろうか。

 

2点目については、胡散臭いイメージを払拭する努力もしていないのに批判されたくない、というのはいささか甘いのではないかということだ。本気で良いものだと知らしめたければ広告を流しまくるなり、「マルチ商法を推進する党」みたいな政党を作って国政に出馬するなりすれば良い。N国党だって当選できたのだから、全国に大量に構成員がいるマルチ商法ネットワークビジネスの人達にできないはずがない。やる気がないと思われても仕方ないのではないだろうか。学生時代に政治活動をやっていた者としては、何かを認められたければ政治闘争をして当然だと考えている。意識高い系についても同様で、他人を不快にさせてしまう原因は結局「自分達は下賤の者達とは違って偉いんだ」という選民思想を匂わせる言動をしてしまうからであり(これを開陳されなければ勝手にやってくれで終わり)、これを直さなければどうにもならないと思う。

 

以上を簡単にまとめると、「無条件に批判されたくなければ業界として何らかの対応をすべき」ということである。ぜひ100万人規模のデモを国会前でぶちかまし、何なら革命でも起こして欲しい。そうすれば誰もが認めるだろう。自分の属性にマイノリティ感を覚えているのかもしれないが、被差別部落LGBTといったマイノリティの人達だって、然るべき政治闘争はやってきているのだから。