脱就活シンポジウム@東洋大学, 20131103
もう11月ですか...いやぁ一年というのは早いものです。
さて、学祭シーズン真只中の11月3日、あるシンポジウムに出演しますのでお知らせします。
11月3日(日)
14:00~18:00(13:30 開演)
東洋大学 白山キャンパス 6315教室
内容は第一部と第二部に分かれており、第一部はあの「完全自殺マニュアル」の著者、鶴見済氏の講演となっておりますので、鶴見ファンの皆様も是非お越し下さい。
そして、第二部が僕も出演するパネルディスカッションです。
いわゆるフツーの生き方からちょっと外れた生き方をしている人達から生きる上でのヒントを得ようというのが趣旨で、僕の他には就活せずにライター兼シェアハウス代表をやってる方や、ブロガーからプロのライターへと転身した方、また千葉で農業をやっている若者など、錚々たるメンバーです。
そんな中で、僕は普通の就活をして就職し、正社員として働いているという、恐らく一番普通の人だと思います。独特な生き方をしている出演者の中で、僕が訴えたいこと、それは
脱"リア充"就活:非リアコミュ障でも社会を恐れることはない
ということです。
"脱就活"、"新しい生き方"というと、
・普通の生き方に納得がいかない
・他人と違うことをして生きていきたい
というような、意識の高い?方向を連想されそうなものですが、僕が声を届けたいのは次のような人達です。
・人付き合いが苦手だ/小さい頃は一人遊びばかりしていた
・子供の頃、クラスに馴染めなかった
・優等生で勉強はできた/特定分野に異常に詳しかった
・"コミュ力"ばかり強調されると将来が不安になる
・反抗期がなかった
そう、これまでずっと優等生として育ってきて、就活でいきなり"引っ込み思案では駄目だ"、"ただの優等生では通用しない"などといった価値観の洗礼を浴びて戸惑っているそこのあなたです。
ここで非リアコミュ障の僕が強調したいのは、
"世の中ウェイウェイ系リア充だらけではないし、一般的に言われるコミュ力は必ずしもウェイウェイ系ではない"
ということです。院卒エンジニアとして働いている限りでは、別にリア充でないと仕事ができないわけではなく(意思疎通が全くできないとさすがに難しいですが)、「あーこの人ずっと優等生で育ってきたんだろうな」という人も普通に働いており、周囲からの評価も高かったりするということです。通り一遍の言葉かもしれませんが、"仕事の仕方は人それぞれ"ということです。そして、必要なコミュ力というのは、"相手と認識違いを起こさないような意思疎通ができる"ということで、ノリが良いなんてのとは全く違う次元の話だということです。
◯僕が就活をした理由
恐らくシンポジウムで真っ先に聞かれることだと思いますが、これは簡単で、
今までもてはやされた"新しい生き方"がことごとく失敗したから
です。僕は1986年生まれ。就職するまでに次のような光景を見てきました。
・フリーターブーム → 高年齢フリーターが社会問題に
・派遣ブーム → リーマンショック後派遣切りが問題に
さらにネットの"新しい生き方"陣営を見てみると、ナントカりんさんが元マッキンゼー、ナントカ美冬さんが慶応幼稚舎上がりの元集英社と、どう考えても"庶民じゃない"人達ばかり。この状態で、一サラリーマンの息子、しかも地方出身の僕が"新しい生き方"に飛びつくのはかなりリスキーです。内定が出たら一旦就職しておくのは極めて自然な流れです。僕がターゲットとしている非リア優等生の方々は、何だかんだでルールが決まっていることへの適応力、及び忍耐力はありますから、中小企業まで視野に入れておけばまず内定が出ると思います(面接練習はお早めに)。
問題は就職した後です。非リアの人達によくあることと思いますが、地縁のコミュニティをぶった切って次のステージへ進んでいませんか?僕なんかはDQN地域から根性で脱出したくらいの勢いなので、義務教育時代の人間関係などほとんど捨ててしまっており、それ以降はそれなりに知り合いがいるのはいるのですが、好きな話題が新興宗教、暴力団、凶悪犯罪など怪しい話題ばかりなのでなかなかこういう分野の話をする相手がいません。そこで、どうやって承認を得ていくか...というような話を当日はしようと思っております。
とまぁ、当日は非リア優等生に勇気を与える話をしたいと思っておりますので、皆様よろしくお願い致します。
11月3日(日)
東洋大学 白山キャンパス 6315教室
13時半 開演
14時 第一部基調講演「就活しないで生きる方法」鶴見済
16時 第二部パネラートーク「仲間と楽しく生き延びるために」
パネラー
いわいゆうき/無職フェス代表、劇団ほぼ無職主催
小沼克之/農業研修生
小野美由紀/フリーライター、編集者(無職を経てブロガーからライターへ)
菅谷圭祐/シェアハウス運営、ライター
大仏/社畜
司会
増井真琴/東洋大学学生
渡辺美樹/東洋大学学生