MacBookAirでDogeCoinをMiningしてみた
あけましておめでとうございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は最近、ビットコインについて調べています。正月は特に何もする予定がなかったのですが、暗号通貨はなかなか深い世界で、気付けば夢中に...
そのうち調べてみた配信をやる予定なので深くは触れませんが、今回はMBAでの採掘法をご紹介します。
まず、暗号通貨には
1. 現金と交換する
2. 自分でMining(採掘)して手に入れる
という2つの入手方法があります。1. は通常の為替と同様、ネットやリアルに存在する交換所で円やドルと交換(ビットコインだとMt.Goxが有名)。
2. の採掘というのは計算問題を解くという行為を指します。暗号通貨には中央銀行が存在せず、ネットワークに参加しているPCのパワーを利用して通貨を生み出す方法を取っています。ビットコインの場合は既に素人が手を出せないレベルで競争加熱している模様。
さすがに今更ビットコインの採掘をやる気にはならないので、今回は同じ暗号通貨であるDogeCoinのMiningをやってみました(DogeCoin以外にもLiteCoin,PeerCoin,NameCoinなどの暗号通貨があります)。
手順
1. DogeCoinクライアントのダウンロード・設定
2. MiningPoolの登録・設定
3. MiningToolのダウンロード・起動
1. DogeCoinクライアントのダウンロード・設定
DogeCoinのウェブサイトにアクセス。
自分のOSに合ったクライアントをダウンロードします。
ダウンロード&解凍したらそのまま実行.同期が始まりますので辛抱強く待ちましょう(僕は2時間くらいかかりました)。
同期が終わったら"Much Receive"に移動。ここに表示されているAddressが最初の口座です(他にも追加できます)。
口座アドレスを選択したら、"Settings → Encerypt Wallet"へ。ここでパスフレーズを入力します(※パスフレーズを忘れると口座の復旧ができなくなるので、必ずどこかに保管して下さい)。
これでクライアントの設定は完了です。
2. MiningPoolの登録・設定
次はMiningPoolの設定です。Miningには一人で頑張るSolo Miningと、チームで頑張るPool Miningがあるのですが、現在主流なのはPool Miningです。運営サイトに登録して、自分の貢献分だけコインを受け取る仕組み。
ネットには沢山のMining Poolが存在しています(僕はNonStopMineに登録しています)。
サイトは沢山ありますが、どれもほとんど登録方法は同じ.
"SignUp"を選択して情報登録(PINは4桁の暗証番号です.好きなものを登録)。
ログインできたらWorkerを新規作成。この情報が後々必要になります(画像ではActiveになっていますが、作成時点では×になっているはずです)。
忘れてはいけないのが受け取り口座の設定。 "Edit Account"からユーザー情報を設定に飛び、Payment Addressに自分の口座を入力しましょう。ついでにAUTOMATIC PAYMENTも設定しておきます。僕は最低額を設定しています。
その後、"Getting Started"で
STRATUM
PORT
をメモします。
これでMiningPoolの設定は完了.
3. MiningToolのダウンロードと設定
ここからいよいよ採掘が始まります.
僕のMBAにはGPUが搭載されていないので、今回はCPUMiningツール、Minerdをダウンロードします(GPU MiningツールとしてはCGminerやCUDAMinerが有名)。
ダウンロードしたら、terminalでMinerdがあるディレクトリに移動し(cd 移動したい場所のパス を入力)、
chmod uga+x minerd
として権限を変更します。
さて、あとは繋いで採掘するだけなのですが、毎回コマンドを叩くのも大変なのでシェルを作成しておきます。先程と同様、Minerdの存在するディレクトリにterminalで移動し、vimを起動(コマンドラインでvimと入力すれば立ち上がります)."i"を入力すると編集モードに移行するので、
./minerd -o stratum:ポート番号 -u ユーザ名.ワーカ名 -p ワーカのパスワード
と入力します。
例:MiningPoolがNonstopMine、ユーザ名がXXX、ワーカ名がYYY、ワーカのパスワードがZZZの場合
./minerd -o stratum+tcp://doge.nonstopmine.com:3353 -u XXX.YYY -p ZZZ
入力できたらESCキーを押してコマンドモードに移行し、":wq minerd.sh"と入力します。すると、vimが終了し、Minerdのあるディレクトリにminerd.shが作成されているはずです(今回はvimを使いましたが別のテキストエディタでも作成可能です)。
あとは、先ほどと同様に"chmod uga+x minerd.sh"で権限変更した後、minerd.shを実行するだけ(ダブルクリック、またはterminalから./minerd.sh)。
こんな風に文字列が出てきたら成功です.MiningPoolのworkerもactiveになっているはず.
解説はここまで。お読み頂きありがとうございました。
さすがにMBAを採掘マシンにするのは勿体ないので、そのうちRuspberry piかLinuxマシンでの採掘にも挑戦したいと思います。
追記:
最近はMONACOINやってます。よろしければ投げ銭をどうぞ
MNQkDTM2kfauWEA7QX6m7ix7iiuiWF7CVc

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